マングローブ

1980年代後半に東南アジア各国で起こったエビ養殖ブーム。インドネシアの南スラウェシでは10年で養殖池が60%増えた。もともとミルクフィッシュという魚の養殖池だったところも多いが、新たに作られたものも多い。その際に海岸近くのマングローブ林が多く伐採されたのだ。

マングローブの専門家の話
「マングローブ林は水温が安定しているし、落ち葉や小枝が腐ってプランクトンのえさになるので、魚にとって(土の中の生物にとっても)と大変良いすみかでした。しかし人口増加によってマングローブ林が切り開かれて水田になり、また薪や炭、木材を得るために乱伐され、さらに日本に輸出するエビを養殖するために伐採が進んだのです。人口増加でやむなく破壊した人々をすぐに非難することはできません。でも先進国のエゴイズムによる破壊となると話は違ってくると思います。」