2年2組 開発班レポート



バナナ農園の労働


賃金について

人びとは農薬のほかにも金の面でも苦しめられている。農地をバナナ農園に変えてバナナを多国籍企業におさめている農家は、一箱12.5キロに対し会社より10ペソもらう。( 1ペソ約25円 )しかし、この中から、薬品代・技術指導料・労働者を農地におくりこんだ人の賃金・準備料などの諸経費が、8.25ペソになり、農家の手取り額は、1.75ペソになる。日本円に換算すると、なんと12.5キロが、12.25円にしかならない。

危険な農薬について

フィリピンのミンダナオでは、人件費を節約し、生産性を上げるために、企業は危険としりつつ、モキャップ、テミク、それに、ネマキュールといった急性毒性の極めて強い農薬を、使っている。その結果、体の異常を訴える労働者が多数存在する。モキャップを散布する労働者は、体中に薬品のにおいがしみついて臭くてたまらず、皮膚がしわだらけになり、胃痛、食欲不振になると訴えている。ネマキュールを扱う労働者には、子供ができないとなげく者が多い。しかも、ほとんどの労働者はマスク、手袋、長靴、レインコートなど、自分の健康を守るための安全具を、企業から支給されていない。毎年1回X線検査が行われる。会社の医師はこの検査の結果、労働者が寄生虫による病気にかかっているとたいてい言うのだが、実際にはほとんどの労働者が会社の使う化学物質の影響の結果、肺障害をおこしている。



参考資料バナナ大学



市原 ,大橋 , 楠岡 , 小寺 , 佐藤 , 向井 , 藤田 , 宮前