2年4組 環境班



残留農薬の危険性

(ライスペーパー、エビ、豚肉、にら
サラダ菜、ビーフン、青ジソ)



エビ類

TBTO,Hgが検出されている。特に東京湾のエビからはTBCOが、長崎産インドネシア産のエビからはHgが100%の割合で検出されている。

TBTO:ビストリブチルスズオキシド
魚網や船底などフジツボなどが付着するのを防ぐために塗料に混ぜ て塗ったり魚網に塗り付けたりして、使用する有機スズ化合物養殖漁場の周囲をかこむ魚網に多く使用されていたため、養殖魚や周囲の地域での近海魚の汚染が高い。
Hg:水銀
毒性を有する金属。海水の電気分解によるNaOHやCl2の生産プラントの電極として使用されたり、化学反応の触媒としてつかわれ、排水とともに大量に環境中に放出されてきた。乾電池に含まれるHgはゴミとともに焼却されて、環境中に広く拡散されているが、環境中の無機Hgは微生物によって、有機Hgに変化することが知られている。また酸性雨の影響で湖、沼が酸性化すると魚介類のHgのうどが高まることもしられている。神経毒性は無機Hgよりも有機Hgのほうが強い。



豚肉

アンプロリウム
→合成抗菌剤の原虫駆虫剤。鶏のコクジウム病の予防のために、60から240ppmの濃度で飲水に加え与える。
食品衛生法では、合成抗菌剤は含有してはならないとされている。

スルファジメトキン

→抗菌性のサルファ剤。ブタなどの腎臓炎に注射によって与える。投与量は20から50mg/Kg体重食品衛生法では合成の抗菌性物質は含有してはならないとしている。
ダイオキシン
→農薬の不純物として、またプラスチックなどが燃焼する都市ゴミ焼却場、自動車の排ガスなど各種農場からも排出
史上最強の合成毒物といわれ、多くの異性体が生物に対して強い毒性を有する。
日本におけるダイオキシン類の基準はまだ設定されていないが、専門家の間では、100pg/kg体重の評価指針が基準らしきものとして存在する。
デコキネート
→抗菌性の雑虫剤
食品衛生法では含有してはならないとしている。
フタル酸ギオチクル
プラスチックの硬さを調節する。
胎児死亡率の増加、精子形成に悪影響を及ぼす物質。
規制基準なし。



ニラ

BHC
すでに多くの国ではしようや販売が禁止されている有機塩素系薬剤で我が国では71年に農薬および家庭用殺虫剤としての販売が禁止され、防疫用薬剤としての使用もやめるよう通達がだされたが、白あり駆除剤としての利用は続行された。
残留性が高く、食物連鎖のなかで他の動物達に捕食されることの少ない肉食鳥獣類や人間に濃縮される。油に溶けやすいため、皮下脂肪や肝臓などの脂肪含量の多い臓器に蓄積される。殺虫剤としても強い効力を有しているのはr体であるが残留性が高いB体などの他の異性体も同時に含む製剤が多く、それらの異性体も環境中に放出され残留していつ。分析データは個別の異性体ごとの数値が出される場合と全体の合計のみが示される場合とが在る。
ADI
R体8μG/kg体重/日されているが国立衛生試験場の調査では、86年における国民一人あたりの1日平均摂取量は全BHCで0,89μgであった。
この量は体重4kgの乳児で考えれば、0,22μg/kg体重/日とADIの約40分の1、体重60kgの成人で考えれば0,015μg/kg体重/日とADIの約500分の1となる。摂取量に大きな差がない場合、体重の少ない乳幼児のほうがリスクが高くなる。

EPN

現在使われている有機リン剤の中では比較的急性毒性の高い薬剤で毒物に指定されている。安全使用基準がある。残留基準は夏みかんで500ppb米、野菜、果実、茶などで各100ppbもある。水道水基準で飲料水中に検出されてはならないとされている。有機リン剤のひとつである。これまでもほうれんそうで5600ppbなどが検出されたこともあるが、今回の調査でも白菜2400ppbなど基準の10倍以上の汚染が報告されたものがあった。
カプタホル
殺菌剤。キャプタンと類似の化学構造を有するフタツイミド系:の殺菌剤で発ガンせいが指摘されている。安全使用基準がある。残留基準はキャベツについで1000ppb梨について5000ppbである。大阪で購入されたシュンギクで4500ppbが検出されている。



サラダ菜

クロロタロエルは有機塩素系殺菌剤で多くの作物に残留している。除草剤のCNPも検出されている。東京都衛生研究所の調査では88年産のサラダ菜にプロチオホスが1700ppb検出された。登録保留基準は野菜で100ppbなのでサラダ菜の5000ppbは高濃度残留である。

 

CNP
→ジフェニルエーテル系の除草剤でダイオキシン類えお含む。
全国の河川や水道水から検出される。夏から秋に濃度が高く、冬から春にかけて低くなる。残留基準はない。登録保留基準は米10ppb、野菜100ppb
PCNB(キントゼン)
→有機塩素系の殺菌剤で、土壌殺菌によく使用される。発がん性、 催奇形性を有している。ADI(許容一日摂取量)は7μg/kg体重/日である。残留基準はない。登録保留基準について各80ppb,芋類について100ppbである。
TPN(クロロタロニル)
→有機塩素系の殺菌剤で、野菜や果樹のベト病、ウドンコ病などに用いられる。くん蒸剤としても使用される。アメリカ科学アカデミーにより発がん性が指摘されている。 ADI(許容一日摂取量)は30μg /kg体重/日である。残留基準はない。登録保留基準は果実・野菜・芋類・豆類・テンサイ・茶について各1000ppbである。
HCB(ヘキサクロロベンゼン)
→日本では農薬登録制度がされていない。発がん性や催奇形性も報告され、残留性も高いことから、1979年、化審法により「特定化学物質」に指定され、製造・販売・使用が禁止された。廃棄物の焼却処理によって新たに生成することが判明している。
プロチオホス
→有機リン系の殺虫剤で、ダイオキシンを不純物として含んでいる可能性がある。野菜のアオムシや果樹のカイガラムシなどに適用される。残留基準はない。登録保留基準は果実・野菜で各1000ppb、芋類・豆類で各50ppb、テンサイ・サトウキビで各500ppb、夏みかん外果皮5000ppbである。



<青ジソ>

BMPC(フェノブカーブ)
→稲のウンカやツマグロヨコバイなどの駆除に使用されるカーバーメート系殺虫剤。劇物に指定。残留基準なし。
登録保留基準=300ppb(アオジソで2600ppbが報告されたことがある。)
採取年:87~88(東京都) 検体数:12 検出数:1(8%) Max:2600ppb
イプロジオン→稲・野菜・果樹・芝などに適用される殺菌剤。
ADI
(許容一日摂取量)=300μg/kg体重/日 残留基準はなし。
登録保留基準=5000ppb
採取年:87〜88(東京都) 検体数:12 検出数:1(8%) Max:13000ppb
ビクロゾリン
→野菜類の灰色カビ病や、リンゴのモニリア病などに適用される殺虫剤。
残留基準はなし。
登録保留基準=5000ppb ADI(許容一日摂取量)=70μg/kg体重/日
採取年:87〜88(東京都) 検体数:12 検出数:1(8%) Max:8500ppb
プロチオホス
有機リン系の殺虫剤。(ダイオキシンを不純物として含んでいる可能性あり)野菜のアオムシに適用。残留基準はなし。
登録保留基準=100ppb
採取年:86(愛知県) 検体数:1 Max:19500ppb



ライスペーパー

  検査数1(100%) 4ppm 玄米50 タイ

CNP(クロルニトルフェン)とは



シソ(アオジソ含む)

多くの農薬が高濃度で残留。

プロポチオホス→有機リン系殺虫剤。
登録保留基準は野菜で100ppb
 (この基準の200倍近く残留しているものもある。)
ダイオキシンを不純物として含んでいる可能性のある農薬。
水に溶けにくいので、農薬のほとんどを食べてしまっている。
イプロジオン
→有機塩素系の殺虫剤。
ビンクロゾリン 登録保留基準は5000ppb
        EPNは830ppb残留。
(有機リン系殺虫剤で、急性毒性が強く、「毒物」に指定されている。他の野菜の残留基準は100ppb)
マラソン
→有機リン系殺虫剤
     770ppb残留。
BPMC
→カーバーメート系の殺虫剤
     「劇物」に指定される。登録保留基準は、野菜で300ppb
     (シソは2600ppb残留しているので、基準の約91倍)
その他
→東京都研究所の調査で、88〜89年産アオジソにプロミドン
     28000ppbが検出。



<米>

米は汚染の報告例が最も多い穀物である。

BHC(有機塩素系農薬)
近年低下傾向
BPMC(バッサ)
MAX 520ppb(登録保留基準300ppb)
稲のウンカやツマグロヨコバイなどの駆除に使用されるカーバメート系殺虫剤で「劇物」に指定されている。


玄米・米糠などから〜

ダイアジノン(有機リン剤)
160ppb→ポストハーベスト使用より。
マラソン
160ppb→ポストハーベスト使用より。
IBP(キタンジア)
1500ppb(200ppb)
水田で使用されるため、水道水からも検出される。
イソプロチオラン
稲のイモチ病、ゴマハガレ病又、害虫トビイロウンカに適用する。

玄米などから〜

Cd(カドミウム)
1000ppb未満(すれすれの値が現在でも報告されている)
イタイイタイ病の原因物質。
残留臭素
 MAX 62,000ppb
臭化メチルによる貯蔵くん蒸に由来する。
何度もくん蒸処理をじた「78年産の超古米」の安全性について問題となり、消費者団体による運動の結果、厚生省は84年に基準を50ppm(50,000ppb)と決め、一部の米が出荷停止された。

 

カーバメート系薬剤による汚染

 カーバメ−ト系薬剤による汚染の中で値が高いものを挙げるが、日本では農薬登録されていないアルディカーブの退社物によるジャガイモの汚染が報告されていた。米国への輸入品の残留農薬分析でベノミルが最高11,000ppb報告されていた。メチオカーブを及び代謝物のメチオカーブ・スルホキシドの両方を合わせると、チェリーで990ppb、ワインで3,650ppb検出の報告があった。又、コメでプロポキスル8100ppbの報告が有った。表には無いが、NACなど他のカーバメート薬剤の値はこれらに比べて低いものであった。
 

くん蒸剤による汚染

 くん蒸剤の長距離輸送の農作物の管理や輸出入にともなう植物防疫のために欠かせない存在となっており、くん蒸剤の残留分析を体系的に行えば輸入食品と国内農産物と差異が出いぇくると思われる。しかし、今回の調査ではそのような比較のできるデータは得られなかった。データに現れた薬剤の中には日本では使用が認められていない物質である二硫化炭素、四塩化炭素、クロロホルムや、日本では農薬登録の失効したEDC(ジクロロエタン)なども存在した。
発ガン性が判明して大きな社会問題となったEDBは規制の行われる以前のものであったが、最高値が小麦粉で4200ppb、ライチで2180ppbという汚染値が報告されていた。
EDBや臭化メチルなどの臭素系の農作物くん蒸剤利用による残留無機臭素は、わが国では小麦の残留基準が50000ppb、米の暫定基準が50000ppbとされているのみで他の野菜についての基準はないが、レタスの24100ppbをはじめ、セロリーで178000ppb、キュウリで87000ppb、トマトで70000ppbが報告されていた。臭化メチル施用土壌と無施用土壌との比較試験では、施用土壌に生育したレタスには無機臭素が1000ppm(1000000ppb)以下であったとの報告もあった。リン化アルミニウムによるくん蒸で発生するホスフィンも、一般に残留しないとされているが、ブラジルの米で2530ppb、ガーリックで5500ppbという残留値が報告されていた。また、地下水汚染や水道水の汚染で問題になっている有機溶剤も小麦でEDCが290000ppb、四塩化炭素51000ppb、二硫化炭素7500ppbなどの他、トリクロロエチレンによる汚染も報告されていた。これらの有機溶剤がどのように使用されているかについては不明である。



小倉,今西,池上,上田,程,田路,藤本,福田,湯川