食の職インタビューお好み焼き屋に聞きました!

インタビュイー、77歳のおばさん

1組2班(インタビュアー:小川、越智班員:伊原、大熊、大西、大野)



(〜〜〜〜)
それではさっそく……お店についてお聞きしますね。このお店は創業何年になるんでしょう?
(おばさん)
そうねぇ、私は2代目だからはっきりとはわからんけどこうやって、お好み焼きやら、たこ焼なんか売る飲食店になったんは昭和40ぐらいからとちがうかな。
(〜)
というとかれこれ34ねんぐらいになりますか。ここはもともと何をしていられたんでしょうか
(お)
金魚よ金魚
(〜)
ほっ?金魚ですか?
(お)
熱帯魚とかあるでしょ。アレアレ。金魚すくいをしていたんだよ。その頃から何とか人手が足りんときは私が手伝いに通ってね。そうこうしているうちに、ここをまかされるって具合にね。私がこの店切り盛りするようになったんは、飲食になってからやね。
(〜)
失礼でなかったどうして金魚すくいをやめられたか教えていただけますか?
(お)
そりゃ時代の流れやね。金魚がはやらんようになってしまってしゃ−ない。ほんならお好み焼きやたこ焼売ってみようかってことになって思ったよりうけがよかったから今にいたるんだよ。飲食店やったら、若い人から私ぐらいの年寄りまで受け入れられるでしょう
(〜)
なるほど。おばさんがこのお店をやるようになってからだって。やっぱりこの辺りの街並みとか変わってしまったんでしょうね。
(お)
そーなのよ。ここらは田中町って言ってね、店の前に通ってるその道路も川やったんよ。今でさえ池田駅辺りはデパートやスーパーやって栄えているけど当時は小さい田舎駅だったわね。タクシーみたいなシャレタもんはなかったしな。そこらは人か車が行き交いしていたんだよ。ここらではうちは相当古い方よね。
(〜)
なんかいいですね
この店にいると、時間が止まったように感じるし、なんか落ち着きます。ホラ、そこのメニュー書いてる板とかも、年季が入っていて・・・。ところで、ここのおすすめメニューってあります?
(お)
うーーーん。おばさんは全部おいしいと思うんよ。(笑)季節によって売れるものはちがうしね。夏でもおでんは出してるけどねぇ、これが結構売れるのよ。


はい、できたよ。
(〜)
わーーーーーっ!おいしそうっ!!



(〜)
ごちそうさまでした。おいしかった。ホンとに。
(お)
よかった。
(〜)
ところで、おばさん"かどや"という名前の由来は何ですか?
(お)
さぁ・・・。・・・。なんでだったかな。
(〜)
・・・・・・。
(お)
あっわかった、角に立ってるから"かどや"なんと違うかしら。うん、そうよ。
(〜)
&(お)あはははは。(大爆笑)
(〜)
なるほど、そうに違いないですよ。突然ですが、このお仕事をされてて、苦しかったこととか苦労することとかありますか?
(お)
それがないのね、まぁお客さんが来てくれないときは困るけど、ぼちぼち来てくれているしね。
(〜)
お客さんはどんな人が多いですか?
(お)
うーん、男の人と女の人は半分半分ぐらいで、ほとんどが常連さんやんね。この人みたいな(おっちゃんを指す)お昼頃はやっぱり働いてるサラリーマンの人とか多くて、みんなうどんとかをぱぱぱーっと食べていきはるね。今度、お昼過ぎて3時近くになると、おばちゃん達が多くなる。おやつを食べにくるみたいな感じで、たこ焼やら、お好み焼きを注文するんねんよ。この時間に来る人は主婦ばっかりやからね、みんな話したりしながらゆっくりしていくでー。お腹いっぱいになったら、「おばちゃーん、なんか眠くなってきたわー、このまま寝てまいたーい。」とか言って、私も「もう寝てまい、寝てまいー。」なんて言うこともあるねんよー。
(〜)
なんかすごく家庭的ですね。
(お)
ははは、私がおばちゃんやからやろうね。もし私が男の人やったらこうもいかんでしょ。おばちゃんにやから話せるっていうの、あるんやろうね。主婦は家でぐちなんて言われへんもんねぇ。そんなんも言える雰囲気があるんかなあ。
(お)
たこ焼食べていき。おごるから。
(〜)
あ、ありがとうございます。うれしいー。
でも一人でお店をやっていくのは大変じゃないですか。
(お)
そうやね、最近は腱鞘炎になってしまってね。職業病っちゅうやつやわ。おでんの鍋を持つのもつらくって・・・。
(〜)
え?!大丈夫なんですか?
(お)
お店を一時閉めたこともあってんけど、常連さんが「おばちゃーん、店やってやー!」とか「ないとさみしいわ。」ってね。それでまたやりはじめたんよ。でもまあ、昔に比べたら元気になったからねぇ。私、若い頃は体が弱くてね、結婚して一人目を出産したときも長い間体調崩しててね、その間はずーっと家でごろごろしてたわ。けど二人目が産まれてから急に元気になってね、血の巡りが良くなったんかしらね、その後もう一人産まれて・・・。三人とも娘やねんよ。その内の一人が園田に住んでてね、時々孫と一緒に遊びに来てくれるんよ。
(〜)
おばさんはどこに住んではるんですか?
(お)
ここの近所、5,6分歩いたところやねん。子供が女の子ばっかりやからね、やっぱり一緒に住むことはできへんし、迷惑かけられへんと思ってる。だからこの店も続けていかなあかんとも思うんよ。それに人間何か毎日の仕事なりなんなりがないとね。私にはこの店があるから、がんばって元気でいれるんやと思う。
(〜)
そうですか。これからもがんばって下さいね。また、私たちも友達連れてきますね。
(お)
うんうん、来てね。
(〜)
今日はありがとうございました。