総合家庭 「食の職」インタビュー

インタビュイー:長谷川 宏 さん 52歳

3組1班(インタビュアー 伊藤理恵)

班員 浅野雄亮 家倉寛人 大木友博 青木麻衣 氏田博子



 私たちは、石橋の駅前の「一大事」というラーメン屋に、インタビューに行きました。脱サラして始めたらしいという話を聞いていたので、いろいろ興味深い話をうかがえるだろうとおもったからです。


(生徒)
ラーメン屋を始めたきっかけは、何ですか?
(長谷川さん)
「始める前」は、サラリーマンで営業をやっていた。昔は人生60年などと言ってたけれど、今は80年はある。とすると、サラリーマンを60歳で定年退職したとして、それからの20年を退 職金だけでやっていかなければならない。それではしんどいだろうし、不安だったので、手に職をつけておかなくてはならないと思った。本当はお好み焼き屋をやりたかったけど、友達の弟がラーメン屋をやっていたので、それもあってラーメン屋になった。サラリーマンをやめて三ヶ月位遊んでから始めた。
(生徒)
店名の由来は何ですか?
(長谷川さん)
サラリーマンをやめて、始めたわけで、もうこれは一大事やなって。そのまんまやろ。
(生徒)
一日の仕事の流れは、どうなっていますか?
(長谷川さん)
仕入れは、全部食材屋に頼んで持ってきてもらってるから、仕入れとかには自分で行かない。10時30分ぐらいに店に来てまずスープ作りから始める。とんこつスープやから、豚やとりの骨を加工して煮込む。後の具のねぎやチャーシューを切ったり焼き飯の下ごしらえをしたり。
(生徒)
苦労したことはありますか?
(長谷川さん)
サラリーマンをやめて3ヶ月で始めることにしたから、どこかへ修行へ行ったわけでもなかったし、スープ作りが一番大変だった。「美味しんぼ」というまんがにラーメンのスープの事がいろいろと書いていたので、それを参考にして一人でスープをつくった。
(生徒)
ラーメンへのこだあわりはありますか?
(長谷川さん)
ラーメンの味が定着するのは、店を出して3年ぐらいかかると思う。舌だけは、肥えている自信があったから、自分で工夫を重ねて"素人でもこれだけうまいラーメンが作れるンや!"っていうようなラーメンがつくりたかった。とんこつであってさらっとしている、べとべとしていないスープがうり。あと゛一大事ラーメン゛っていうには、自分が味噌汁がすきやから、味噌汁の中にラーメンをいれたら、うまいやろうなっというはっそうからつくった。
(生徒)
他のラーメン屋には行きますか?
(長谷川さん)
最初は行かなかった。自分の店の味がその域に達するまでは、自分の舌でうまいまずい言うのはいかんと思った。最近になって、大阪市内や京都や姫路のラーメン屋へ行った。行列ができるほどうまい、と評判のラーメン屋へも行ったが、おいしいとは思わなかった。でも、その店のラーメンは10人中8人がおいしいと思うから売れているのだろう。「実は自分もラーメン屋をやっているのだが、」と言って、効率よくスープをとる方法とか聞く。
(生徒)
不景気は関係ありますか?
(長谷川さん)
やっぱり今年はあかん。昨年はまだそんな事はなかったけど今年はさっぱり。阪大生がよく来るけどな。君たちが就職するまでには景気が良くなっているといいね。
(生徒)
ラーメン屋をやっていて良かったと思うのはいつですか?
(長谷川さん)
やっぱりスープを全部飲んでくれたらうれしい。君が将来嫁に行ったとして、だんなさんにご飯を作ってあげて、うまいといって全部食べてもらったらうれしいと思うよ。それと一緒やね。
(生徒)
将来のゆめは?
(長谷川さん)
お客さんにいっぱい来てもらって、ラーメンを食べておいしいと言ってもらえたらそれでいい。でもやっぱりゆくゆくは、もう一店舗ぐらいは出したい。67,8歳ぐらいまではやるつもり。70歳までやりたいが、たぶん体がもたないだろうから。
(生徒)
あなたにとってラーメンとはなにですか?
(長谷川さん)
難しいな…。簡単に食べられるけど、その分すぐに飽きられるものやね。商売にするのは難しい。2年たって始めてわかったが、ラーメンは、奥が深い食べ物だ。



(感想)